地元農家に眠っていた在来種を再生

地元農家に眠っていた在来種を再生
みやだいず

都城市の農家の屋根裏にひっそり眠っていたわずかな大豆。種を譲り受けた宮崎大学農学部・明石教授は、平成22年より収量や生育過程などを分析。DNA解析により、比較的古い品種のフクユカタよりさらに古い「都城在来種」であることを確認しました。その大豆は宮崎大学と都城それぞれの「みや」から「みやだいず」と名づけられました。明石教授はみやだいずの普及促進と付加価値を高めるため、都城市に協力を依頼。そこに市内の農事組合法人と味噌醤油メーカーである、当社ケンコー食品工業(株)が加わり、産学官よるプロジェクトがスタートしました。

都城市の3事業所で生産に着手

都城市の3事業所で生産に着手

現在、みやだいずは都城市にある「きらり農業高木」「きっとかな田」「夢ファーム太郎坊」の3つの農事組合法人で生産されています。栽培を始めた当初は収量が安定しなかったものの、現在は3法人合計30ヘクタールで60トンを生産するまでになりました。3法人はこれまでもフクユタカを栽培してきた大豆づくりのプロ。種まきの時期や栽培間隔など、さまざまな工夫を加えながら、質と量の向上に取り組んでいます。

大豆本来の香りや甘みが強い、希少な大豆

大豆本来の香りや甘みが強い、希少な大豆

大豆の品種は、大きく在来種と商業種の二つに分けられます。在来種はその土地に昔からある品種です。商業種は収穫量を増やすために品種改良を加えたものです。国内には数百の在来種が存在しますが、一般にはほとんど流通していません。味が安定して画一的な商業種とは異なり、大小、色、甘いものやコクのあるものなど、それぞれに強い個性があります。みやだいずもその一つで、大豆本来の香りや甘みが強く、コクがあります。国内で消費される大豆の90%以上が輸入品である今、国産、在来種の大豆はきわめて貴重です。安全安心で、味わいのある「みやだいず」をぜひご賞味ください。

みやだいず商品のご紹介

Miyadaizu Items

みやだいず公式ショップ 大豆研究所

みやだいず公式ショップ

大豆研究所

現在、当社では味噌をはじめ、きなこ、煎り大豆、蒸し大豆、大豆粉と「みやだいず」を使った商品を製造販売しております。また豆腐など、他社が手掛けている商品もございます。一部はインターネットでも購入できますので、ぜひお試しください。

みやだいず公式ショップ 大豆研究所

みやだいずを使ったみそ
みやだいずを使ったみそ
みやだいずを使ったきな粉
みやだいずを使ったきな粉
みやだいずを使った蒸し大豆
みやだいずを使った蒸し大豆
みやだいずを使った豆腐
みやだいずを使った豆腐